沖縄奇譚

短い期間、沖縄に住んだ記憶

海中道路

うるま市に来て思った。こんな美しい光景が日本にあったのか…、と。

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海中道路
愛車(GIANT ESCAPE)で走っていたら、小高い丘を越えて東海岸の海が見えた。所謂「ターコイズ・ブルー」の海。下り坂でスピードに乗りながら、風を感じて、「この風景、俺が独り占め!」と思った。誰にもやらないよ、と。
海に突き当たって右折してしばらく行くと浅瀬の中に橋が架かっている。平敷屋の先のいくつかの島、宮城島、浜比嘉島、そして伊計島を結ぶ橋、通称「海中道路」である。
ガイドブックにはちゃんと載っているが、実際に見たときのインパクトは全く違う!本当にまわりが碧くて砂浜が白くて、なんというのか、感動ものである。このあたり、隠れた名店やらマイクロビーチがあり、本当に楽しめるのだが、この橋を渡るだけでも来た甲斐はあると思う。
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海中道路沿いの海にて
住み始めて早々にこの地区の虜になってしまい、車はもとより自転車、ジョギングで度々この道路を走破したが、自動車であっという間に走り抜けるより、ある程度時間をかけて渡った方が楽しめると思う。
潮が引いていればご覧のように自転車をおろしてこんな写真が撮れる。もちろんこの付近でマリンスポーツを楽しもうと思えばいろいろあり、夏場には観光客も多い。
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海中道路とマリンスポーツ
橋の中間には「海の駅」、ドライブイン施設があり、土産物も食事も大丈夫。ここではBBQもできる。
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あやはし館(海の駅)
地元の方々はビーチがクローズになるあたりから「ビーチパーリー」というBBQパーティーを海の駅周辺で楽しむ。車で来て浴びるほど飲んで、子供たちは海辺を楽しんで、帰りは運転代行に来てもらう。本州とは海の楽しみ方がずいぶん違うが、「皆で楽しむ」という原則がここにもあると思う。
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海中道路近くの沖縄料理
おすすめのご飯関係は数店あるので、後日また紹介するとして、ここでは是非魚を堪能してください。
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ちなみに、この地区の食堂関係は夜やっていないので、営業時間はネットなどで確認してから行くこと。
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海中道路に沈む夕日
夕方沈む夕日を堪能したら、あとは「真っ暗」になるので、観光は計画的に!
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海中道路イルミネーション
西海岸に比べて観光開発が進んでいない東海岸だが、自分が住んでいる間にこの橋のたもとにもローソンが出来たりして徐々に便利になりつつある。飲み物やらちょっとした食べ物、浮き輪とかサンダルを調達するのに何ら問題はない。一方で、マニアックな観光地ゆえ、ほかに集客力のある施設がない関係もあり、渋滞やら、並ばないと…、なんて不便は滅多にない。
のんびり、潮風に吹かれて、砂浜を歩いて、少なくともここでストレスを感じることはないと思う。
ちなみに、地元の接客業の方々はちゃんとした標準語もしくはライトな琉球方言を話してくれるが、ジイとかバアはヘビィな島言葉ゆえ聞き取りは困難。自分はある会合で大正生まれの浜比嘉島のバアと同席した際、ほとんど聞き取れず通訳が必要だった。(宮城島の昭和生まれのバアが通訳してくれた(笑)。)

では、海中道路周辺の食事スポットはまた後日、お楽しみに。